【1300万円の減額調整】どうなる、注文住宅。

目次

最初に

※この記事は1300万の予算オーバーの末、工務店から連絡が取れなくなったタイミングで書いていた記事です。
ことの顛末は下記記事にまとめていますので、この工務店との家づくりの結末だけを知りたい方はいずれかの記事をお勧めします。
【大失敗した家づくり】工務店やハウスメーカーの選び方で一番大切なこと
【注文住宅】予算オーバーで減額調整の末に解約した経験者からのアドバイス。

坪単価185万 1300万の予算超過からの減額調整開始

2023年6月現在、注文住宅の購入を進めているところです。

しかし少々問題が起きており、結論から言うと1300万の予算オーバーが発生しています。

坪単価に換算すると約190万(税込み)の超豪邸の見積もりが出てきました。(坪単価の内訳は土地代は入れず、外構と設計料、ビルトインの家電込み。)

経緯を含めて、この件について自分の整理も兼ねて書いてみます。

予算オーバー自体は恐らくよくあることなのでしょうが、問題は私と妻からの要望がどう考えても1300万超過に影響しているとは素人的には思えない点。

もうちょっといろいろやりたいことはあったが、どうせ予算オーバーになるからということで控えていたものも結構あります・・・

見積もりが出るまでの流れは以下。

・工務店に土地を含めた予算総額を伝える。

・土地にはこの額まで使える、建物にはこの額まで使える、手数料まで全部込みでこの資金計画なら大丈夫、と工務店側から回答を頂く。

・諸費用も入れて予算内で収まりそうなので、工務店が提携している不動産屋に土地探しをお願いすることに決める。

・気になる土地を工務店にも見ていただき、建築に問題なしということ、そして予算内だったのでその土地を購入する。

・工務店に予算内で土地を買えたことと諸々の費用込みでの金額を報告し、そのままプランを依頼する。

・ファーストプランでプラン申し込みをする。

・その後、間取りは全く変更せず、主に提案された造作家具の寸法について打ち合わせを進める。

・プランから5か月後、ついに見積もりが出る→1300万オーバーしている。

工務店さん曰く「注文住宅は最初は夢を詰め込んでもらうので必ず予算オーバーになる」という話をプラン前にしていたので、あらかじめ予算オーバーすることはわかっていたけど・・・

果たして自分たちが追加でお願いした「夢」はなんだっただろうか?と振り返ってみた。

・庭に面する外壁に物干し竿を取り付けてほしい。

・提案してくれた造作の外物置の位置を30cmほど境界側にずらしてほしい。

・洗面所と脱衣所の間の壁を無くしてほしい。

・オール電化にしてほしい。(ソーラーは配管だけして後付けの予定)

・子ども部屋の造作間仕切りは将来ではなく建築のタイミングでやってほしい。

・造作キッチンを含めた諸々の造作家具の棚板の長さやピッチ、棚の数や構成の調整。造作の場所は増やしていない。

覚えている限りで、プランを頂いた後に追加で注文したのは上記の通り。素材・部材や意匠などはなにも口出ししてません。風呂もトイレも一番安いもの物で良いと伝えています。

素人考えではどう考えても1千万には届かなさそうな夢なのだけれど、専門業者からすると「これは1千万するでしょww」なのでしょうか・・・

挙げた「夢」の中で高いのは造作に係る予算だと思います。7.5畳の子ども部屋を机と収納を仕込んだ壁で仕切るお値段はいくらなのでしょうか。造作キッチンはいくらでしょうか。これらを削減して800万くらいは減るのでしょうか。(造作キッチン自体はプランに最初から入っていたと思うけど・・・)

これらをすべて無くして1千万削減されるのであればぜひそうしてほしいのだけれど、どう考えてもこれはプランの段階で少なくとも500~600万くらいはオーバーしているのではないでしょうか・・・

プランを頂いたのは2023年1月上旬でしたが、それから1千万上がるくらい、2023年6月時点で値上がりしたのでしょうか。

見積もりを頂いた際、「結構金額いってまして・・・(見積書スッ)どうですか?」と言われたけれど、1300万オーバーしてますよという感想しかなく・・・

一旦聞いてくるということは、「ヨシ!支払いガンバリマス!」となるパターンも結構あるのかな?

工務店さんが、ハウスメーカーのような値引きには期待しないでほしいということだったので、こちらも家にかけられる限度額を最初から伝えるのが誠意だと思って伝えたのがあだになったのでしょうか。余力を持たせて伝えるべきだったのでしょうか。

とにかく今はイケてる減額プランを待つしかない。打ち合わせの翌日にメールを一本お送りして一週間以上経った現在なにも反応が無いし、次の打ち合わせの日程も決まっていないのは不安ですが、とりあえず待つしかない。

これ、もし予算内に収まらなかったら建てられないからキャンセルになるのだけど、工務店さん側で発生しているはずのこれまでの経費とか、分割融資中の住宅ローンの審査とかどうなるんだろう?

高騰する注文住宅の建築費用

お願いをしている工務店さんはすごく色んな提案をしてくれて、いろんなことを教えてくれて感謝しているし、予算が叶えばぜひこのままお願いしたいと思っています。

私も妻もこの工務店さんに建ててほしい!ということでお願いをしたのだし、その気持ちは変わらない。問題は予算だけ。気持ちと同じく、予算も変わらないのです。

ここで予算が合わないのであれば、注文住宅をやめようという話すらしています。現在頼んでいる工務店さんとは正反対の、意匠性能を度外視したローコスト住宅を突き詰めて、ローンを短期間で返し終えることにコミットするのもありだろうか、という議論も発生しています。

だから本当、良い感じの減額プランを頂きたい・・・よろしくお願いします・・・

衝撃の見積もりや、最近のスーパー工務店界隈のツイート等を拝見していると、高断熱高気密の性能と意匠を両立した自然素材系の注文住宅というのは、土地から買わなければいけないタイプだと最早かなりの人が建てられなくなる(あるいは建てられなくなった)のではないかと感じています。

(そして一定数、それで良いという工務店さんも少なからずいるような気がする。一般消費者としては悲しいが、商売なので仕方ない。)

最近は大手ハウスメーカーも性能を謳うようになってきています。性能を担保するための建材が、大手ハウスメーカーによる発注で大量生産されるようになると確かにコストは下がる。ですがそれはいつの話になるのですかね。3年後ですか?それはないでしょう。もっと先のはず。

建築資材が高騰し、世の中的にもインフレが進行しています。これによって原価の上昇が起こり、今後さらに金利上昇が乗ってくるとかなり厳しい。そして増税も忘れてはいけないし、住宅ローン控除のような制度も年々渋くなっていくでしょう。(増税と言えば、3,000万の家の消費税は300万。驚愕。)

このインフレを乗り切った先にあるのは、低金利の時代の終わりと、より深刻になった大工さんと物流業界の人手不足。ここで建材以外の面で価格上昇が起こるはずだから、住宅の値段はなかなか下がらないでしょう。

多くの人が注文住宅を建てられる日本が異常だという話もどこかで聞いたことがあるので、適正化と言えばそれまでかもしれない。

しかし私はやはり家が欲しいので、夢から覚めた現実に基づいた減額プラン、待ってます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次