息子が生後8か月になってしっかりと座れるようになり、キャリア―(歩荷)に載せても安定するようになったので登山に連れて行きました。
実は生後6か月の頃に高尾山に行ったのですが、そのときは30分くらいで泣き出してしまい、キャリア―から降ろして抱っこ紐で担いで下山しています。
それから少し体も大きくなり、キャリアーの中でも安定して座れるようなので、もう一度登山に行くかということで選ばれたのは”大菩薩峠”。
大菩薩峠は兼ねてよりずっと連れていきたいと思っていたのですが、冬季閉鎖でロッヂ長兵衛までの道が開通しておらず、春になるまで機会をうかがっていました。
大菩薩峠へのクルマでのアクセス
奥秩父と呼ばれる地域にある大菩薩峠の登山口は、2通りのアクセス方法があります。
いずれの道も峠道を走ってロッヂ長兵衛を目指すことになるのですが、北側の道はかなり狭いらしくすれ違いで地獄を見るという噂なので、私は南側の道で行きました。
これまではJR甲斐大和駅まで電車で行き、そこからバスに乗っていたので車でのアクセスは初めてです。
南側の道はバスも通る道で、カーナビの設定は目的地をロッヂ長兵衛にして、経由地で甲斐大和駅を設定しました。
これで南側の道を案内してくれます。
峠道はだいぶ深いので、車酔いする人を連れていく場合は酔い止めを持っておいた方が良いかもしれません。
ナビの設定は、目的地を”ロッヂ長兵衛”にして、経由地に甲斐大和駅をセットすると良いです。
なぜ大菩薩峠がおすすめなのか
私は大菩薩峠に10回くらいは登っています。
なぜかというと、「登山をやってみたい!」という人にかなりおすすめの山で、その類いのアテンドで何度も登っているからです。
大菩薩峠は隣の大菩薩嶺と稜線でつながっています。
しかも、登山口となるロッヂ長兵衛を出発して30分程度で”福ちゃん荘”という山小屋にたどり着き小休憩ができます。
福ちゃん荘では、囲炉裏で焼いた川魚が食べられたり、下山の時間に合わせてほうとう鍋を予約するといったこともできます。
宿泊者はなんと風呂まで入れます。
そして福ちゃん荘からたった1.5時間程度、丁寧に整備された登山道を登ると大菩薩峠の山頂に到達です。
こんなにお手軽な山にも関わらず、大菩薩峠は2,000mを超えておりそれなりに高い山で、大菩薩湖の向こうに大きな富士山を望むことができます。
大菩薩峠の山頂で軽くご飯を食べたら、いよいよ稜線を歩いて大菩薩嶺へ向かうということもできます。
この稜線歩きをぜひ体験してほしくて、初心者をいつもここに連れてきます。
これは登って降りての高尾山では経験できないですし、個人的にはこの稜線歩きこそが登山のご褒美と思っているので、私は初めて登る山は高尾山よりも大菩薩峠、そして大菩薩嶺をおすすめしています。
子連れ登山で大菩薩峠がおすすめな理由
- 登山口→山荘(休憩ポイント)が約30分!
- 山荘→山頂まで約1.5時間で急登も無い!
- 余裕があれば大菩薩峠→大菩薩嶺の稜線歩きも体験できる!
子連れ登山の注意点
子連れ=まだ歩けない、担ぐ必要がある子どもと登山をするときの注意点があります。
それは”下りの急勾配”です。
急登は何とかなります。体力に任せて登れば良いので、これはあまり注意点にはなりません。しいて言うなら、親(=自分)の体力を過大評価しないようにしましょう。
問題は下りの急勾配です。
子どもの重さは正直なところテント泊装備と同じ程度なので歩きづらさなどはないのですが、テント泊装備と決定的に違うのは、傾いたり躓いたりしてしまうと大惨事になるということです。
下りの急勾配では、転ぶ、滑るといった転倒につながるリスクが大きく、前のめりで転んだ日にはもう大変なことになってしまいます。
登山口から大菩薩峠の山頂に行って、ピストン(=往復)で登山口に帰る場合は全く問題ないのですが、上で述べた稜線歩きをして大菩薩嶺を経由して下山する場合は、”下りの急勾配”に出くわすので気を付けましょう。
大人がひとりで下るなら、なんのことはない下山道なのですが、子どもを担ぐとなると気が引けてしまい、私は大菩薩峠のピストンにしました。
まとめ
関東地方での子連れ登山デビューは高尾山ではなく、ぜひ大菩薩峠に!
もちろん、子連れでなくこれから登山を始めたい! という方にもおすすめです!
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