家づくり検討開始〜神奈川県内の工務店・HM探しからZ工務店解約まで
2022年4月:LIFULL HOME’Sにて家づくりの進め方について話を聞く。
注文住宅を建てる流れがわからなかったので、最初にLIFULL HOME’Sの無料相談で話を聞いてみました。
「先に土地を買う必要があり、土地を買うには色々注意点があり、そのためハウスメーカーや工務店とタッグを組んで土地探しをした方が良い。」
「住宅ローンは分割融資型と、つなぎ融資型がある。」
そういう基本的なことを教えてもらい大変勉強になりました。
とはいえ、当時は転職して半年ほどしか経っておらず、融資を通す自信が無かったので夏頃に動きだすことを決めて一旦寝かせました。
(Zoomで相談した後にLINE登録をします。LIFULL HOME’Sは強気の営業活動を行わないと宣言しており、2カ月間ほったらかしでも本当に連絡が来ませんでした。)
2022年8月:神奈川県内の工務店、ハウスメーカーへの問い合わせ開始
問い合わせをしてやり取りがあったのは工務店とハウスメーカーで合計5社。
- 地場工務店3社(Z工務店、優建築工房含む)
- タマホーム
- 一条工務店
タマホームで話を聞きたい場合は絶対に展示場行った方が良いです。予約は必ずしておきましょう。
一万円のQUOカードとビールとティッシュを頂きました。
なお、この特典は間取り一括請求サービスでタマホームから資料をもらってしまうと基本的には受け取れませんので、間取り一括請求サービスは絶対使わないようにしましょう。
2022年10月:工務店決定(Z工務店)&土地探し開始
ハウスメーカーのモデルハウスや工務店の完成見学会に足を運び、結果的にZ工務店で家づくりを進めることに。
同時に、Z工務店と付き合いのある不動産屋さんを紹介いただき、土地探しを開始しました。
土地探しについて、私が使っていた便利なツールを以下の記事にまとめています。
(紹介しているのはgoogleマップのあまり知られていない機能など、無料のツールです)
2022年11月:土地決定
正味2ヶ月くらいで決まりました。
これは割と早いほうだと思います。
当時は子どももいなかったので、仕事が終わり22時に妻と集合して気になる土地を実際に見にいく、ということを毎日のようにやってました。
土地は紙で見るのと実際に目にするのでは情報量が全然違いますので、ぜひ可能な限りフットワーク軽くして見に行ったほうが良いです。
2023年1月:土地決済&Z工務店からのファーストプラン
Z工務店が作ってくれた資金計画書の通り土地を買えたので、12月にZ工務店へ20万円を払ってプランの申し込みを実施。
1月の2週目くらいにファーストプランを提示頂きました。
予算内でこれが建つのであれば、よろしくお願いしますと伝えて詳細設計へ突入。
2023年6月:1300万の予算オーバーで見積もり提示
いざ、見積もりが出てきたら1300万の予算オーバー。
では、予算内に収められるまで減額調整頑張りましょうと伝えてその場は解散。
それから1ヶ月近く音沙汰が無く、仕方ないのでこちらから連絡をしたら打ち合わせをしましょうという事で、6月末に打ち合わせの場を設定。
結局、プラン時点でオーバーしていて減額調整が全然できないんで、面積を減らすか素材を全部安いものにしましょうという提案。
これまでの半年に渡る打ち合わせの間、毎回私たちの目の前で社長から叱責されながらも頑張ってくださっていた設計士さんはこの間に退職していて会えませんでした。お元気でしょうか・・・
以下が最終図面。間取りはなにも変わっておらず、洗面台横の壁がなくなった程度ですが、なぜか予算オーバーに。もちろん風呂やトイレなど、選択肢のある住宅設備は全て一番安いグレードをしています。
こうして何も変わっていない平面図を振り返ると、半年間もいったい何の打ち合わせをしていたんだろうと思ってしまいますね……
※造作棚の細かいピッチなどは変更しています。
2023年7月:Z工務店解約&再び神奈川県内の工務店・ハウスメーカー選定スタート
打ち合わせの翌日に、解約の連絡をZ工務店に入れました。
実は最後の打ち合わせの前に、どういう条件だったら解約するか、減額調整を継続するかについてを妻とある程度話し合っていました。
見積もり提示から1ヶ月も工務店と音信不通だったので、話し合う時間は十分にありました。
また、事前に銀行に連絡をして、請負契約が解約になった場合の動き方について詳細をあらかじめ確認していたので、決断をするには一晩で十分でした。
Z工務店からは解約申し入れのメールに対しての返信は一切ありません。最後の打ち合わせ以降、なんの連絡もありません。
私の土地に、ゴミとなった地縄を放置してサヨナラのようです。
金の切れ目が縁の切れ目ということかと思いますが、最後がこれはなんだか悲しいですね。
再びの業者選定〜神奈川県の工務店、優建築工房さんでの着工まで
2023年8月:優建築工房さんからファーストプラン&見積もり提示。契約。
Z工務店を解約した翌日に、優建築工房さんにもう一度相談をさせてもらえないかと頭を下げました。(実際はメールですが)
気持ちとしてはほぼ優建築工房さん決め打ちでしたが、せっかくだし一応ハウスメーカーのモデルハウスも見に行こうということで、会社の福利厚生プログラムから色々申し込んで展示場に行きました。
住友林業、三井ホームに話を聞きにいきました。
住友林業は色々と予期せぬ不幸が重なってしまい、縁がなかったということでお断り。(営業さんが悪かったとかではなく、時と運が悪かったですね)
三井ホームが想定していた以上に良く、実は結構迷いました。
三井ホームオススメです。
優建築工房さんと三井ホームはプランニングに合わせて、その時点での積算見積もりまで出してくれました。
Z工務店の経緯で予算に敏感になっている私としてはこれが本当にありがたかった。
結果、優建築工房さんにお願いすることに決めました。
2023年11月:詳細設計終了。着工
優建築工房さんのぼくらの家という規格に沿った設計を行う代わりに、打ち合わせ回数を圧縮できるということで、それも私たちの状況には大変ありがたかったです。
しかし請負契約を結んで直後、8月に第一子が生まれたので、こちらの都合で9月は打ち合わせがほぼ止まってしまいました。
その間もメールのやり取りでバシバシ決めていき、なんとか11月には最終図面が固まり、着工まで漕ぎ着けました。
妻が仕事復帰する前に引っ越したいという要望を叶えるために、一生懸命頑張ってくれました。本当にありがとうございました。
ここまで来るのに本当に長かった。土地決定から数えても一年経ってます。
あー本当に長かった…一生設計の話してるんじゃないかと思いました。
このタイミングでグリエネのサービスを使って太陽光の相見積もりも取ってみました。
実際の使い方などはこちらの記事にまとめています。
上棟〜引き渡し(予定)まで
ここからは全くトラブルなく進んでいるので、施工現場の写真の羅列がメインになります。
2024年1月:上棟
11月に基礎を打ち、コンクリ―トの強度が出るまで時間を置き、1月に上棟です。
あっという間に、一日で家の形が出来上がっていくスピード感には驚きでした。
2024年4月:大工工事完了
工事は滞りなく進捗し、事前に頂いていたスケジュール通りに進行しました。
上棟から3か月で大工さんの工事が完了となり、次は壁紙屋さんや左官屋さん、家具屋さんが入って仕上げの行程に進みます。
パントリー
パントリーはZ工務店のときのプランの半分の面積になりました。
妻も最初は悩んでいたようですが、よく考えたらちょうどいい大きさになったかなとのこと。
Rの垂れ壁は優建築工房の設計士さんからの強いおすすめで導入しました。
実物を見るととてもかわいく、採用してよかったです。
窓枠で挟む角の取り合い
リビングの一部の角が、腰窓で挟まれる形になります。
設計士さんの計らいで化粧柱を使うことになりました。大変綺麗な仕上がりです。
玄関周りの板張りの天井
玄関ドアにかかる庇、そして玄関ホールは板張りに。
こちらも設計士さんのおすすめで採用。
玄関ホール側の天井が未塗装の状態で撮った写真です。
吹抜け
図面で言うと3.5マス×3.5マスの吹抜け。
吹抜けのある家に住んだことがないので、結構な迫力を感じました。
小さい子どもがいるので、吹抜けに落ちないよう安全対策は必須です。
2024年6月:竣工。下見会。外構工事開始
工事がほぼ完了し、下見会に行ってきました。
作業としては、ハンガー掛け等の細かい施主支給品の取り付け、エアコン取付を行ってもらいます。
そして、下見会の中で出てきた改善点がいくつかあり、そちらの手直しもしてくれるそうです。
(優建築工房さん側で気づいて、改善提案をしてくれました)
別途、外構工事を進めて頂いています。
最後の写真は2Fから見た移設中の電柱です。
右が既存の電柱なのですが、ちょっと傾きもありつつ邪魔な位置だったので、左の位置に変える作業中です。
作業が一度で完了できなかったようで、既存の電柱の上だけ切って(?)持って行ったとのこと。なかなかレアな電柱の姿です。
ちなみに電柱の移設に際して、電力会社とやり取りが発生するのですが、ほぼ優建築工房さんに丸投げして良い感じに進めてもらいました。
2024年7月:外構工事完了。
2024年6月16日に下見会を実施して、そのまま2-3時間ほど外構の打ち合わせをしました。
外構の概案は、建物のファーストプランと同時に頂いていたので、細かい部分の話を詰めました。
特に、ロードバイクを最近始めたこともあり、急遽駐輪スペースを作れないかという相談もさせていただきました。
そして、外構工事の着工が6/20頃、そして約1週間でほぼ仕上がっています。早過ぎる!
版築土塀
造作戸袋
雨戸を仕舞う戸袋も造作でつくっていただきました。
レッドシダーです。内装と塀などを合わせると、うちには色々な木材が使われていますが、レッドシダーは明らかに風格が違いますね。
濡れ縁
濡れ縁は、ファーストプラン時点では戸袋いっぱいまでの範囲に広げる予定でしたが、戸袋のある場所は使い勝手が悪くて座ることも無いのでは? ということで、掃き出し窓の範囲にとどめました。
あまり見ない曲線のある濡れ縁は外構屋さんのご提案です。アールのへこんだ部分に沓脱石も置いてくれて、真っすぐに切るよりも収まりが良い感じがします。おすすめです。
濡れ縁はイペ材で作っています。
立水栓
こちらは、優建築工房さんのモデルハウスで使われていたアイデアをそのまま採用。
安い水栓柱を木材で囲う、まではよくある提案だと思いますが、石積みで水栓パンを覆い隠すというのはあまり聞いたことがないユニークなおさまりですね。
湿気が溜まって苔が生えるとさらに良い感じかも。虫がわかないようにしっかり管理しようと思います。
アプローチ
大谷石、根府川石、真砂土でアプローチを作っていただきました。
このあたりで私が言ったことといえば、「アプローチはちょっとななめな感じが良いかな~」のみでしたが、めちゃくちゃカッコよく仕上げていただけました。
奥の方に土間コンを敷きますが、逆に言うと土間コンは外構全体でクルマ一台分の面積も無いくらいなので、凝った外構の割に予算をかなり抑えられているかと思います。
植栽
植栽もほぼお任せでした。いわゆる雑木の庭にしたいとはお伝えし、どんな木を植えたいかを軽くヒアリングされました。
アオダモ、ソヨゴ、ヒメシャラ、イロハモミジ、コハウチワカエデなどいくつか挙げて、その木はチャドクガがつくね~、などデメリットも教えていただいたりして、あとはお任せします、と言う感じ。
こんなにふわっとした適当な注文しかしない施主のイメージを的確にくみ取っていただき、いわゆるシンボルツリーとして植えてくださったのは立派な雄々しい斑紋のあるアオダモ。
植栽については、しっかり日が出ているタイミングで色々写真を撮って載せていきたいと思います。
残りは改めて更新します。
2024年8月:引渡予定。
来たる2024年8月3日、ついに引渡となりました。
引渡についてはまた別の記事でちゃんと書こうと思います。
2022年4月、LIFULL HOME’Sでの相談から始まった、我が家の建築は2024年8月で決着となりました。
ひょっとしたらこのままマイホームに引っ越す日なんてのは来ないのでは? と思うほど長く、疲れましたw
ここからは改めて、”生活感のあるブログ”として、我が家の生活感を書いていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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