注文住宅の総費用を公開! 5,500万円の項目内訳も詳細に公開!

私は注文住宅を建てるにあたって、1300万の予算オーバーをして工務店と解約しました。
その工務店には、図面や見積もりは返す用意はしていますと連絡を送っているのですが、完全に無視されているので自由に使っていいものなんだ~と解釈しています。
なので、これから家を建てる人に役立ててほしいと思い、当時の見積もりを公開してみます。

目次

高気密高断熱 自然素材系工務店 27坪の注文住宅の総費用

サマリー

建物本体+付帯工事価格:52,780,421円

地盤調査費用:1,114,000円

登記費用等その他目安額:1,640,000円

内訳詳細

建物総額

項目金額備考
仮設工事1,291,679
基礎工事2,367,381
大工工事11,711,187
屋根工事2,399,746
外壁工事1,289,970
外部建具工事1,484,770
内部建具工事1,671,038
左官タイル工事329,753
塗装工事1,268,090
内装工事1,644,190
家具工事2,595,620
雑工事2,590,585
電気設備工事1,643,900
給排水衛生設備工事1,561,250
空調工事173,460
住宅設備機器3,811,190
外構工事2,555,249
諸経費(10%)4,038,906
消費税(10%)4,442,796
設計費(8%)3,909,661発生しない場合もある
建物総額52,780,421

地盤調査・地盤改良

項目金額備考
地盤調査費
地盤改良費1,114,000発生しない場合もある
地盤調査・改良費合計1,114,000

諸経費等その他(目安額)

項目金額備考
印紙代10,000
地鎮祭30,000
上棟式150,000
引越150,000
住宅ローン経費500,000借入額の2.2%が目安
火災保険300,0005年分前払い
登記費用500,000
合計1,640,000

総額

項目金額備考
建物総額52,780,421
地盤改良1,114,000
その他(目安)1,640,000
総計55,534,421
上の表が見ずらい方は、こちら展開いただくと画像で見れます

た、高ぇ~~~!!!

バカじゃないのという金額ですね! 改めてみると、解約の決断ができて良かったー!!
こんなに高いんで、ハウスメーカーより工務店のほうが安くて良いよねと言われると目が点になります……

ちなみに、今は別の工務店で話を進めており、2023年11月末頃に着工予定です。
上の見積もりよりだいぶ安くなりましたが、性能も下がっています。
色々と仕様を比較しているので、こちらの記事をどうぞ。

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注文住宅でかかる費用の実態

項目をすべて細かく見ていくと文字数も私の根気も厳しいので、ポイントだけお伝えします。
注文住宅を建てる場合、”坪単価“という言葉がありますが、それは上で言うところの番号17以下を含まない場合や、なんならエアコンは自分で買うなどの場合があります。坪単価の中身は会社によってバラバラです。。良い悪いではなく、そういう文化。ちゃんと言うなら、文化が最悪。
そのためハウスメーカーや工務店に見積もりを聞く場合は、必ず”総額”で聞いてください
そして可能であれば総額の”内訳”も聞いてください。
三井ホームの資金計画チェックリストがわかりやすかったのですが、入手できない場合はこの記事を見せてもokです。
これは詳細設計後に出てきた見積もりなので、おそらく網羅できているはずです。

なお、上の見積もりには太陽光パネルや蓄電池は入っていないので、導入する場合は別途見積もりになると思われますのでお気を付けください。

分かりにくい注文住宅の総費用。後悔しないために最初にやるべきこと

業界で見積もりの規格もないし、項目も業者によって若干異なるし、ハッキリ言って素人では太刀打ちできません。
できることと言えば、確認と約束です。そして確認と約束をするためには勉強をしなければなりません。
勉強するためには、施主ブログと呼ばれるジャンルを読むのも大変良いのですが、やっぱりプロに話を聞いた方が早いです。
しかしまた、そのプロへの話の聞き方にもコツがあり……本当大変です。
一応、私は二度も業者選定~詳細設計を行っているので、こうしたらよいのかも、みたいなものは見えているつもりで、その辺りの内容について記事を書いています。

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私としては、一番最初のファーストアクションでLIFULL HOME’Sで話を聞けたのが大変良かったので、合わせて宣伝しておきます。
いきなり住宅展示場に行くのも、施主ブログの管理人に連絡を取るのも、なんだか難しい……自分で少し勉強したいけど、そもそもなにをどうやって勉強したらいいのかわからない、という方にはお勧めなんじゃないかと思ってます。
いきなりハウスメーカーの展示場に行って、営業ガチャに外れを引いてしまう可能性が無いのも推しポイントですね。

家づくり費用の賢い抑え方とは?【住まいの窓口】がサポート

注文住宅で一番大切なのは予算。

注文住宅で一番大切なのは予算です。
どれだけ断熱材を厚くしても、生活が厳しくなるくらい財布を薄くしては意味がありません。
部屋は暖かくても懐が寒くては心身ともに不健康です。
私はUa値0.36の家を諦めてUa値0,51の家になりましたが、それで1500万以上減額できそうです。
家ありきで予算を決めるのではなく、予算ありきで家を決めてくださいね。

以下、2024年9月に追記。

2024年に家が引き渡されましたが、結局約1500万減額となりました。

1500万を減額できたうえで、2坪大きくなり、太陽光パネルも4kwくらい載り、外構も植栽モリモリで作ってもらえたので、条件を揃えると実質2000万円強くらいは減額できたと思います。

Ua値0.36とUa値0.51の差に、2000万円の価値ってあるんですかね?

やっぱり、注文住宅で一番大切なのは、予算だと思います。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • はじめまして、クラと申します。自然素材を使った注文住宅を検討中で、こちらのブログを拝見しております。この記事にある費用の詳細内訳がとても参考になりました。質問ですが、家を建てられた優建築の内訳も、各項目の費用の(全体に占める)割合は、概ね同じでしょうか。宜しくお願いいたします。

    • クラさん

      読んでいただきありがとうございます。

      Z工務店が突出して高いのは設計費用でした。
      残りは全ての項目が微妙に高い…という感じだったので、
      設計費を除いた“比率”でいうと同じ程度かと思います。

      (給排水の工事が内部と外部で分かれていたり、一方では分かれていなかったりと、純粋な比較ができないため感覚値になってしまいますが。)

  • 早速のご返信有難うございました。今後プランを進めていく上で、またご質問させていただくことがあるかもしれません。宜しくお願いいたします!

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