最終図面に合意したので、家づくりのスケジュール、期間をまとめました。

先日、最後の打ち合わせの記事を書きましたが、無事に最終図面の合意となりました。
とてもとても長かった家づくりもひと段落。
工務店さんの方では設計士さんから、現場監督さんへ引き継ぎが行われるとのこと。
11月の半ばには地鎮祭、11月下旬に着工という運びとなります。

今回は、これまでのスケジュールをまとめてみました。
こんな感じで進むんだ、とこれから家づくりをする方の参考になれば幸いです。
それ以上にどちらかというと、自分の備忘録的な色が強い記事かも。

目次

全体の時系列

家づくりのファーストアクションからZ工務店にたどり着くまで

家づくりの始まりは2022年4月。
LIFULL HOME’Sのビデオ相談がファーストアクションでした。
注文住宅って、最初何から始めたらよいのかわからないのですよね。
土地もないけどローンを借りるとなると分けて借りるの? 最初にどれくらい現金が必要なの?
全然わかりませんよね。
とりあえず最初はそういったかなり初歩的なところから流れを把握するために、LIFULL HOME’Sを活用しました。
そこで大まかな説明を受け、分割融資やつなぎ融資の存在を知り、土地探しは素人だけではヤバいのを掴まされる確率が爆上がりしてしまうことを知り、家づくりって大変だなぁ、と漠然と感じたのを覚えています。

実は私が2021年10月に転職しており、とりあえず1年経つまではローン借りれないかもね、ということでペンディング。
結果的に1年務めていれば問題ありませんでしたが、よく融資が通ったなと思います。一応不安だったので、モゲチェックで融資可能かどうかは確認しており、希望満額は無理かもね~、通る確率が60%くらいかもね~、みたいな回答でした。

住宅展示場にも行きました。
当時は、恐らくハウスメーカーでは家を建てないだろうと漠然と思っていたので、タマホームと一条工務店にクオカードをもらいにいく感覚で行きました。15000円分くらい稼ぎました。(もらったカードで伊礼智先生の『小さな家の70のレシピ』、『間取りの方程式』、『チ。-地球の運動について-』を買ったよ!)

話を聞くと、どのハウスメーカーでも、「実は土地探しって大変なんですよ!」「実は熊本の地震で倒壊しなかったのはウチだけなんですよ!」って言ってた記憶があります。

タマホーム、一条工務店のキラキラな内装がどうしても私たちには合わず、やっぱりうちは地元の小さい工務店かな、と納得した上で、狙っているエリアを施工範囲としている工務店にアタック。
こちらの記事中段で紹介したリストを元に何件か問い合わせを仕掛けました。
某有名なスーパー工務店さんに2022年8月に問い合わせたメールを見返したところ、2024年夏に打ち合わせ開始、2025年冬に引き渡し、という恐ろしいスケジュール……

2022年夏のやり取り。すごい人気ですね……


何件か話を聞けた工務店のうち、A工務店とZ工務店がありました。
A工務店は自分の予算でだいぶ余裕がありそうでした。Z工務店は厳しいかな~と思っていたのですが、実際に話を聞いてみたらこの予算でいけますよ、ポイントは土地の金額を〇〇万円に抑えることですね、という回答でした。
高性能に傾倒していた当時の私は、それであればZ工務店に頼もう、ということでお願いすることに決めました。

土地探し

Z工務店に頼んでよかった! と思えることがひとつだけあります。
それは土地探しの際に”買主専門”の不動産屋さんを紹介してくれたことです。
不動産仲介は両手取引といって、売主側からも買主側からも手数料を取る業者が大半で、しかもそういう場合、不動産屋は商品(土地)を持っている売主側の味方をします。
買主は私以外にもごまんといますが、土地はひとつだけだからです。

買主専門の不動産屋さんは買主側が決済をしないと手数料が入らないので、買主側に寄り添ってくれました。
右も左もわからない私たちに、擁壁の仕組みだとか、土地ごとのメリットデメリットを教えてくれました。
土地紹介のメールが来た日の夜に必ず下見に行っていました。
土地探しはフットワークがものを言うと思います。めちゃくちゃ良い土地でも実際に行ってみたら恐ろしい角度の坂の上にあったり、眺望が良さそうな土地は根が深い擁壁があったり……
実際に、そうやって期待を挫かれることで、早いうちから”100点の土地は無い”というマインドになれたと思います。

明日話させて! って夜にメールを送ったら、そのまま22時からzoom繋いでくれて……みたいな機動力もあって、土地探しはかなりスイスイ進み、1カ月くらいで終わりました。
購入する土地が決まったときも、不動産屋に確定測量の交渉もしてくれたし、隣地の人と話して境界の位置も確認してくれました。
資料もよくまとまっていて、2回目のハウスメーカー訪問時に、「この不動産屋さんを紹介してほしい」と担当営業さんが聞いてくるほどでした。

買主専門の不動産屋さんを使うデメリットとしては、専任媒介契約を結ばねばならないこと、そして売主側の不動産屋が卑しかったら、手数料を両手取りするために売ってくれないことがある場合があるところでしょうか。

デメリットはあるものの、私は買主専門の不動産屋さんを推します。(紹介とかはできませんけど)

Z工務店

Z工務店については、もうこのブログで何度も何度も話しているので割愛します。
とにかくタイミングが悪かったんだと思います。
顛末だけ書いておくと、打ち合わせ開始から半年後に出てきた初めての見積もりで1300万円オーバーしていて、プラン時点に戻しても予算に収まらない、ということで解約をしました。
↓このあたりの記事を参照。

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2回目のハウスメーカー/工務店探し

住友林業、三井ホーム、そしてA工務店に行きました。
Z工務店に決める前に一度話をしていたA工務店には頭を下げて、カクカクシカジカ、こういうことがありまして……とすべて話したうえで、受けてくれるか相談しました。
というのも、A工務店とZ工務店はお互い面識があることを知っていたので、こんな状態で受けてしまうと、今後この地域で仕事がしにくくなってしまうのではと懸念があったためです。
A工務店は「Zとの競合はよくあるので気にしないでください、そしてせっかくですから他に気になっているところも見てみてはどうですか」と答えていただき、ご厚意に甘えることに。

しかし、その時点で妻は臨月。動けなくなると家づくりがストップします。
ですが住宅ローンの分割融資は始まっています。銀行からは、「通常は土地決済から1年以内に入居」と話をされているのを事情を汲んでもらって入居までの期限を延ばしてもらっている状況。
なので、家づくりをストップさせるわけにはいかず、あんまりノンビリと業者探しをする時間は無かったので、住友林業、三井ホーム、A工務店、に絞って問い合わせをしました。

住友林業は、いろいろタイミングが合わなくて断念。
そして設計士も5万円を払わないとつかないらしく、他の2社とやはり差がありました。残念。

三井ホームはすごくよかったです。
誰かにハウスメーカーを紹介してほしいと言われたら三井ホームを推します。
(でも、アフィリエイト案件の申込は断られたから紹介記事は作りません。チクショー)
三井ホームはかなり自由度がありましたし、営業もスマートでした。
こちら側はZ工務店で詳細設計までを経験しているわけですから、住宅ローンの話とか家づくりの流れの話とか、ツーバイがどう、在来軸組がどうとかそういう話は全てわかっている、とこちらの前提知識を確認すると、チュートリアルは全部飛ばしてすぐにプランに取り掛かってくれました。
型を崩せる営業マンは強いですね。
プランも面白くて、ハウスメーカーってこんなに自由が効くんだ! と驚きました。
最後は建材の差と、登場人物の多さ(=不確定要素の多さ)が判断材料となり、A工務店に決めましたが、A工務店がコンペティタ―にいなければ三井ホームにお願いしてました。

A工務店との打ち合わせから現在に至るまで。

A工務店の話を、このブログでは意外とあんまりしていません。
順調で話すことが無いというのも一応理由としてありますが、
いつか工務店さんに許可を取って名前を出して正々堂々と応援したいのです。が、上で述べたようにZ工務店との関係があるため難しいのかも……
神奈川県にお住まいで工務店を探している人がいましたらお声がけください。
性能はそこそこです。ZEHをクリアするのが標準で、G2はオプション、G3は恐らくスコープ外です。
C値も1を切ろうというのが目標なので、SNSで鍛えられた高気密高断熱派の施主にとっては失笑ものでしょう。
しかしとても丁寧な仕事をしてくれるし、スピード感もあり、こちらの何気ない一言から要望を紐解いて提案までつなげる力があります。

Z工務店では「それはやらない方が良い」「こっちの方が絶対カッコいい」そんな感じで、こちらの要望は跳ねのけられていました。
A工務店では「こうならできるかも」「実現方法を技術担当のものと考えてみます」そんな感じですごく一生懸命に私の要望を汲んでくれました。
私の推し工務店です。

そんなA工務店と家づくりを始めたのが2023年の8月。
妻が臨月であることを鑑みて、設計士さんが毎回ウチまで来てくれて打ち合わせをしていました。
そして子どもが生まれた後も、やはりなかなか外出が難しいのでウチまで来てくれています。
本当に助かっています。
(1000万以上の予算オーバー中で、しかも臨月の妻がいて、その上で7-8月の真夏の時季に地鎮祭の日程調整を無理やり進めようとしてきたZ工務店では、こうはいかなかったでしょう……)

A工務店で丁寧な打ち合わせを計5回行い、先日ついに最終図面の確認が終わりました。
配管を通すフカシやエアコンの位置を変えたので、それらを反映させた承認図を地鎮祭の日に確認して押印予定です。
地鎮祭は11月半ば。11月末には着工、工事開始と。

これからはさすがに楽しいことのほうが多いのではとワクワクしています。

次にこういうまとめ記事を書くのは竣工した頃かな?

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