キャンプの話

コロナ禍がもたらしたキャンプブームも下火になりつつあり、アウトドアをひとしきり楽しんだ皆が飲食店に戻り、旅行に行き、キャンプ場の予約も少しずつ取りやすくなってきた。

キャンプブームが去りつつある中、最近では登山人口が増えているような気もして、人が少ないところを求めてアウトドアをしていた身としては週末に出かける場所を選ぶ困難さは引き続きという状況だ。

私は登山から始まり、キャンプに足を踏み入れた身であるから、ガレージブランドのおしゃれアイテムには疎いけれど、コロナ禍前からアウトドアをやっていてたどり着いた道具選びの基準などはもしかしたらネタになるのかなと思い記事を書いてみる。

第一回はテントについて書いていきたい。

目次

初代テント:エアライズ1(アライテント)

最初に買ったテントはエアライズ1だった。

とにかく金がなかった新卒時代、それでも登山を始めたかった私はヤフオク!に張り付いてテント、シングルバーナーを買い、営業先でたまたま見つけたアウトドアショップのワゴンセールで靴を買い、いざ雲取山に登ったものだった。

登山で要求されるテントの必須スペックは2つで、軽量性と設営・撤収の簡単さだと考えている。

推奨スペックに剛性や居住性が入ってくる。居心地が悪くても、破壊されても、死ぬことはないから。

そこで選ばれたのがアライテントのエアライズ1だった。

エアライズ1は重量にして1360g(ペグ無し)で、本体とは別にフライシートがあるダブルウォールテントの中ではかなり軽い。

フレームはキャンプ用でよくある柔らかいアルミフレームではなく、アルミ合金、つまりジュラルミンのため強度もかなり高い。

肝心な設営に関しても、日本のフレームをスリーブに通すだけで自立するタイプでかなり楽。

ヤフオクの中古品で加水分解が始まっていたが、それでも私にとっては思い出深い高機能な必要十分なテントだった。

2016年頃の北アルプスは涸沢カール。ブラック企業に勤めていて紅葉の時期の休みを取れなかったので、雪が降っている時期になってしまった。

二代目テント:オニドーム2(アライテント)

登山だけでなくキャンプにも行くようになった。そうなってくるとcomfortを目指す気持ちが出てきて、前室があるオニドームに買い替えた。これはコロナで支給された例の10万円で買った歴史的思い出の品である。

エアライズ1と比較して気持ち1.8倍くらいの床面積になり、かつ靴などを置いておける全室を手に入れた。それにも関わらず重量は1290g(ペグ無し)で、ライペン社の技術の粋を感じる製品だ。

手に入れたのは快適性で、失ったものは強いていうのであれば床面積の巨大化に伴って岩の隙間の平らな部分を狙って張るということができなくなったこと。

登山で使うとかなりの快適性が手に入るし、キャンプでもソロキャンや男女ペアくらいであればこれでも十分だ。登山もやるし、キャンプもやる!という人にとっては良いポジションにあるテントだと思う。

三代目テント:ムーンライトキャビン4(モンベル)

三代目のムーンライトキャビン4でドカン!とサイズが大きくなった。

もはや登山では使えないので、ファミリーキャンプ用になる。

ファミリーキャンプのテントで要求される必須スペックは、登山で要求されるものとは一部異なる。

基本はクルマ移動ということになるから、軽量性は不要となりその代わり快適性が必須スペックとなるだろう。

テントに求められる快適性とは、テント内で直立できる高さがあり、日射遮蔽の能力があり、通気性があることだ。

そして意外と蔑ろにされている設営・撤収の容易さは、山岳用と同じくらい大事だと考えている。

設営撤収の難易度が高いと、それが億劫になりキャンプに行きたくなってしまうし、暑い時間に1時間もかけてテント設営するのは疲れる。翌日は朝露で濡れていることが大半だから、キャンプ場で乾かすか、もしくは持ち帰って乾かすか考えることになるが、撤収が大変だとそういったアフターケアも大変だ。

ゼインアーツやサバティカルなどのおしゃれテントの購入も考えたが、最終的にかの名高い名作ムーンライトテントの名を冠するムーンライトキャビンに落ち着いた。

月明かりの下でも設営できる、というムーンライトテントのコンセプトはムーンライトキャビンも継承しているようで、大型テントにしては設営がすこぶる簡単だ。慣れれば15分くらいで立てられるようになる。

ペグダウンせずとも自立するタイプだから、立てた場所が気に入らなければ持ち上げて移動することもできる。山岳テント的なアドバンテージがあるのも、モンベルのノウハウが活きていると言えるかもしれない。

最終形態:タープ泊(アライテントのビバークタープ&ブルーシート)

男だけでキャンプに行く時、場所によってはもはやテントを張らなくなった。

これであれば軽量性も設営・撤収の容易さも叶えられるし、壁が無いことさえ気にしなければ快適性も抜群だ。風が通るし、なにより広い。

キャンプになにを求めるかにもよるが、虫が気にならないのであれば結局これが最強である。身軽だし、朝露の影響も少ないから撤収も楽チン。

ここまでやるにはロープワークだったりその他の道具の選び方次第で事故るので、ほんのちょっとだけ経験値が必要になるが、遊びの幅が広がるのでぜひオススメしたい。

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