【間取りの後悔】2階リビングの間取りプランから見る後悔しない家事動線の作り方

いろいろあって(過去の記事参照)、詳細設計図までそろったのにポシャった幻のプランを持っています。

この記事を書いている現在、2回目のプランの終盤に差し掛かっているところです。

改めて1回目の間取りを見てみると、考える限りの悪手を踏みまくっていたのではないかと思うので、最悪の間取りとして解説することで、生活動線の作り方の参考にしてもらえたらなと思います。

目次

建てたらたぶん後悔していた2階リビングの間取り

1階にあるもの

  • 子ども部屋×2
  • 主寝室
  • 風呂
  • ランドリールーム
  • トイレ

2階にあるもの

  • LDK
  • パントリー
  • ファミリークローゼット
  • 書斎

動線のチェック

このプランをチェックするにあたって、以下の動線を考えました。

  • 洗濯動線
  • 帰宅動線
  • おはよう動線

洗濯動線

まず洗濯動線のチェック。日中、リビングから洗濯をして、片付けるまでを1セットとします。

条件としては、縦型洗濯機+乾太くんとします。

2Fリビングからスタート→1Fの洗濯機にかける→2Fリビングに戻る→

→時間になったら1Fに降りて洗濯機から乾太くんに洗濯ものを移し替える→

→2Fリビングに戻る→時間になったら1Fの乾太くんから取り込む→2Fのファミクロに戻す。

という工程が発生し、洗濯が完了するまでに、階段を3回も上がることになります。

帰宅動線

次は帰宅動線。

スーパーで買い出しを終えて帰ってきた場合。

家に帰ってくる→玄関周りに荷物を置く→洗面台で手を洗う→荷物を回収する→2Fリビングのキッチン・パントリーへ物を仕舞う。

おはよう動線

仕事をしていて毎朝メイクをして出勤する女性というケースで考えてみました。(妻に聞きました)

起床→顔を洗う→2Fリビングに上がる→着替える→

→ごはん食べる→化粧する→荷物全部持って1Fに降りる→歯を磨く→出勤

よくない点のまとめ

とにかく、何か行動するにあたって、家の中を最大距離で縦横無尽に歩き回る必要が出てくる間取りです。

洗濯するにも荷物を上げるにも出社するにも、家の端から端まで歩き回ることになります。

より短く、より負担の少ない家事動線を作るために必要なポイントを考えてみました。

上から順に理想、下に行くほど折り合いをつけた案になっていきます。

  • 平屋!(すべて解決!!)
  • 1Fリビング+1F水回り(乾太くん付き)+1F衣類収納
  • 1Fリビング+1F水回り(乾太くん付き)、2F衣類収納
  • 1Fはリビングだけ、2F水回り(乾太くん付き)+2F衣類収納
  • 2Fリビング+2F水回り+2F衣類収納
  • 2Fリビングだけ、1F水回り+1F衣類収納
  • 一番大変かも?)2Fリビング、1F水回り、2F衣類収納(今回の間取りのパターン)

動線を考える勘所

一番は水回り(洗濯機・干す場所)と収納をできるだけ近づけること

これは都会の狭小地ではなかなか難しかったりするのですが、まあこれができるのであれば一番の解決策だと思います。

水回りと収納が分散・距離が離れていると収納がとても大変です。

この場合は、洗濯機があるランドリールーム1階の端にあり、メインのファミリークローゼットが2階にあります。

2階にはベランダも無いので、干すのは1階です。(ドラム式洗濯機を使う予定でした)

乾いた服を毎回2階に持っていくのが結構大変です。

次点で、収納のフロアをまとめること。

ファミクロではなくてそれぞれの個室収納パターンの場合も含めてですが、洗濯室からまとめて出てきた服を、それぞれのフロアに分けて収めるのはかなり大変。

まとめて出てきたものはまとめて仕舞うのが一番簡単なので、ファミクロ派でなく個別収納派の場合でも、収納場所は1フロアにまとめたほうが効率的です。

今回挙げた間取りの場合は、ファミクロはありますがかなり狭いため、子どもが大きくなると恐らく入りきらない。
そうなると、ファミクロは2F、子ども部屋は1Fで収納が分かれてしまいます

子どもの服は1Fの子ども部屋に仕分けをしつつ、残りをファミクロに……というのは結構大変そう。

どちらも叶わないのであれば、リビング(長居する場所)から洗濯室を近づける。

敷地の都合でリビング(起きてる時間で一番長く過ごす場所)を水回りに近づけることで、少なくとも片道の動線を短くすることができます。

洗濯が終わった後の収納はちょっと大変かもしれませんが、今回の間取りのような長い動線は避けることができます。

今回の間取りでは、2階にリビングがあり、1階に洗濯室があります。

日常生活で出る洗濯ものを2階のどこかにまとめておいて、洗濯回すタイミングで1階に降ろして……というのも大変そうですね。

2階リビングでも後悔しない間取りを作りたい人に向けて

自分でセオリーを学びましょう!

決して、間取り一括請求サービスに安直に申し込んではいけません!!

分厚い間取り集はもらえるかもしれませんが、土地にはそれぞれ敷地条件があるので、分厚い間取り集そのままの家を建てられるわけではありません。

そして一括請求をしてしまうと、その時点でハウスメーカーに個人情報が渡り、顔も見たことのない担当がアサインされてしまいます。

本当に意味ないです。

無意味な間取り集をもらっていつの間にか勝手に担当が付けられてしまっては本末転倒なので、自分で間取りのセオリーを勉強したほうが有用です。

おすすめの本を紹介しておきますので、ぜひ手に取ってみてください。
セオリーが理解できれば良いと思うので、図書館とかで探しても良いかなとは思います。
が、紹介のために一応Amazon・楽天のリンクを貼っておきます。

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