うちは6地域、UA値0.51、断熱等級5、HEAT20 G1の家です。C値は0.5です。
初めての冬を過ごしましたので、どんな感じだったか、電気代はどんなものだったかを書き留めておきたいと思います。
あくまでも6地域の話なので、そこはご注意です。
Q.寒かった? A.寒くなかった
寒かったかというと、全く寒くありませんでした。
私は長袖長ズボン、妻は長袖短パンで過ごしていました。
靴下を履くこともなく、旧宅で使っていたセラミックヒーターを出すこともありませんでした。なので、セラミックヒーターは今年処分しようと思っています。
暖房はつけていた
しかし無暖房とはいかず、寝る前22時頃に23℃設定でリビングエアコン1台をつけて、朝起きたら切る、という運用でした。
子どもは子ども部屋で寝かせています。
早朝のロボット掃除機の音で起こすのが嫌なので、子ども部屋は閉め切っています。
閉め切った部屋はリビングエアコンの暖気が入れないので、個室エアコンをスイッチボットで自動制御していました。
21℃を下回るとONになって、23度を超えるとOFFにするという設定でした。
日射取得と目線を切ることが大事な気がする
だいたい朝6時ごろに起きて、7時までにはエアコンを切っているかなという感じですが、それができるのは日射取得があるからだと思います。
昼間は南側の窓を開け放ち、太陽の力で家を暖めてもらいました。
リビングの大開口は道路に面しているのですが、塀でしっかり目線を切っているから気になりません。
暖かい家にするには日射取得をすることと、家を覗かれない塀を建てることが重要だなという気がしています。

電気代は?
我が家は料理用の火と乾太くんだけプロパンガスを使って、湯沸かしは電気という構成です。太陽光パネルが4.2kw乗ってます。
電気代だけ載せると太陽光でどれだけ賄えたかがわからなくなってしまうので、全体の消費量と買電量をそれぞれ書きます。
消費量 | 発電量 | 買電量 | |
11月 | 410kwh | 245kwh | 270kwh |
12月 | 691kwh | 288kwh | 489kwh |
1月 | 769kwh | 292kwh | 574kwh |
2月 | 642kwh | 348kwh | 446kwh |
入居後からの半年間の電気代は以下の感じです。
※締め日が上の数字と異なるため、使用量で見るとズレがあります。

1月が跳ね上がっているのは、年末年始〜1月下旬まで、家族が感染症のリレー状態になり、スチーム式の加湿器を子ども部屋で一晩中焚き続けるような日が数日あったためと思われます。
恐らくですが、一年間で合計すると電気代は12-14万円くらいになると思います。
ちなみにプロパンガスは2200-2500円/月ほどです。
電気・ガスの合計を想定の上限値で計算して年間17万円、下限値で計算すると15万円ほどですね。
G1→G2は電気代だけでは元は取れなそう
私は、断熱等級6・G2(UA値0.36)から断熱等級5・G1(UA値0.51)に下げる(建築会社さんごと変える)ことで、1500万円くらい建築費を抑えることができました。
広くなったり太陽光載せたり外構しっかりやったりして1500万円差なので、条件揃えると2000万円くらいの差になります。
今年の冬を過ごしてみて、このコスト差が空調費で埋まることは絶対にないなと確信しました。(むしろ変更前のプランだと南の窓が無かったので、日射取得が弱く空調費が上がった可能性まであります。)
ただし、例えば断熱等級6に上げるための費用が50万円くらいで済むのであれば、まあ投資しても良かったかもね、という気がしています。
感覚ですが、50万円程度なら、40年くらい住めば空調費でトントンになるのではないでしょうか。
加えて断熱等級6になると、天井近くと床付近の温度差が縮まりもっともっと快適に、過ごしやすくなるそうなので、50万円程度のお金を払って等級6にすることは有意義な投資だと思います。
しかし個人的には断熱よりも大切なことがあると思いますし、もしG2のプレカットの家と、G1の手刻みの家が同じ値段であれば、私は毫も迷わず後者を選びます!(現実は後者の方が圧倒的に高いけど!)
もう一度家を建てるとしても、今と同じ温暖な地域であれば、G1の性能を確保したら、ほかのことに予算を使いたいですね。そのうえでお金が余れば、もちろんG2にしたいです。
高断熱住宅がどんどん安くなって、高性能化のコストなんて気にせずに手に入れられる時代が早く来ると良いですね。
新築・リノベともに2000万円くらいでG2の家が手に入るようになれば、多くの方が高性能住宅にするのではないでしょうか!
高性能推進派の業者さんは、普及のためにも頑張ってください!
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