戸建てで迎えた初めての冬です。
室温は全く問題なく、暖房は夜寝るときにつけている、という具合の運用で固まってきました。
一方で湿度の管理に出遅れてしまいました。
もともと賃貸のときに使っていた加湿器は、象印のスチーム式のもので、これを暖房付けている間まわせば良いか、と考えていたのですが、まったくパワーが足りません。
賃貸のときよりも空間が広くなりましたし、立体的にもなったので仕方ないことです。
そこで、戸建てを建てた人から人気のダイニチの加湿器に変えたところ、効果はテキメンでした。
実際の湿度はこんな動き。明らかにダイニチ導入後から湿度が一段階上がっています。(赤い四角がダイニチ設置後)
象印では絶対湿度で10gを超えることができなかったのですが、設置後は基本的に10gを超えています。
ただ、もちろん稼働時間なども違います。そのあたりをまとめていきます。
湿度の目安
絶対湿度と相対湿度
湿度には2つの指標があります。
絶対湿度は空気中の水分の量、相対湿度は空気中の水分の割合です。
人が快適に感じるのは、相対湿度で40~60%と言われています。(顕熱とか潜熱とかは今回は不要なので飛ばします)
例えば室温25℃の湿度40%は20g/m3の水分量、28度の湿度40%は23g/m3の水分量など、相対湿度で快適とされる水分量は温度によって変わってきます。
冬に加湿する目的
湿度管理は、今季は特に猛威を振るっている感染症の予防にも役立ちます。
この場合、特に重要なのは相対湿度ではなく絶対湿度になります。
違和感があるのですが、実験として立証されているようです。
高湿度な沖縄では、夏のインフルエンザの流行はなかったのですが、エアコン普及が進んだことで室内の水分量が減少するようになり家庭内感染が増えた一方で、室外の湿度は高いため広範囲で流行することはないという現象が起きているそうです。(私も沖縄に住んでいたとき、真夏に何度もインフルに罹りました)
つまり、人体の中で保存されたウイルスは、室内では感染力を得るものの室外では活動できない、ということになります。
そして、それらの考察を踏まえインフルを防ぐためには以下の指標が立証されています。
なので、感染対策のために11g/m3を目指しましょう、ということを我が家では加湿の目的としています。
加湿方式による電気代の違い
加湿方式は大きく分けて3種ある
自分で作った下の表より、ダイニチの公式サイトがわかりやすいです。
まあ一応まとめてして載せておきます。
仕組み | メリット | デメリット | |
超音波式 | 水を振動して霧を発生させ、ファンで拡散する。 | デバイスが安い。 電気代も安い。 筐体が小さい。 | 水分が拡散しない。 びちゃびちゃになる。 |
スチーム式(加熱式) | 沸騰させて蒸気を発生させて加湿する。 | 短時間で一気に加湿できる。 | 電気代がめちゃ高い 一気に加湿するので、持続性に難あり。 |
気化式 | 毛細管現象などを利用したフィルターで水を吸い上げて、それにファンで空気を送り拡散する。 | 電気代がほぼかからない。 デバイスが安い。 | 広い空間はほぼ加湿できない。 |
ハイブリッド式 (加熱気化式) | 気化式に加えて、温めた空気をファンで送り拡散する。 | 強力で持続性のある加湿ができる。 | 加熱する分、電気代がちょっと高い。 デバイスが高い。 |
ダイニチは電気代で強み
ダイニチのハイブリッド式の加湿器は、ecoモード運転の消費電力がかなり抑えることができます。そのため、加湿器を1日中つけっぱなしにできるというわけです。
どれだけ加湿しても、24時間換気が動いている以上は乾いた外気が入ってきますので、継続的に加湿できる、という強みは非常に大きいです。
ダイニチ公式サイトのほうには加湿量というスペックもあったのですが、象印側で見つけられず比較ができません。
ですが、冒頭で貼ったswitchbotのグラフを見てもらえれば、どれだけダイニチが強力かわかると思います。
まとめ
ダイニチの加湿器は良い!
ちなみに我が家、29坪の家をLXC-1200(木造和室20畳)の1台で加湿しています。
吹き抜けのある1Fリビングに設置して、2Fの書斎まで湿度を上げられています。
換気計画がイケてないとここまでの効果が出ないかもしれませんが、とりあえずデカいの1台買っておけばよいかなと思われます。
コメント