まずは前提
我が家は私が在宅勤務で、ずっと家にいます。
日中は2F子供部屋のエアコンを16℃設定の弱風(F式というやつのつもり)で稼働して部屋を開放しており、場合によってリビングのエアコンを間歇で運転しています。
また、書斎は扉を開放しておりほとんどエアコンをつけていませんが、ローカル環境でAIをぶん回して遊んでいるときはPCの排熱で一気に30℃を超えるので、その場合はエアコンをつけています。
一晩かけて長尺(と言っても4秒程度)の動画を生成することも多く、熱暴走が怖いので書斎を閉め切ってエアコンつけっぱなしで寝ています。
電気代
買電量(kwh) | 電気代(円) | 売電金額(円) | |
8月 | 205 | 8,589 | – |
9月 | 279 | 9,288 | 256 |
10月 | 227 | 8,090 | 2,112 |
11月 | 239 | 8,741 | 1,712 |
12月 | 369 | 12,924 | 1,568 |
1月 | 626 | 19,977 | 1,296 |
2月 | 488 | 14,940 | 2,240 |
3月 | 441 | 13,830 | 2,304 |
4月 | 262 | 9,667 | 4,864 |
5月 | 220 | 8,909 | 4,800 |
6月 | 257 | 9,912 | 4,416 |
7月 | 334 | 11,929 | 4,064 |
合計 | 3,947 | 136,796 | 29,632 |
売電盛りの8-9月が、転居したばかりで売電されておらずほぼゼロ円でした。
この時期でちゃんと売電できていたとすると、電気代は実質で10万円くらいになるでしょう。
断熱等級6だともっと安くなるのかな? と思って調べてみました。
SUUMOの記事で断熱等級6の家の電気代が出ていました。(https://suumo.jp/journal/2024/07/18/203875/)
表になっている「ご請求金額」を足し上げると年間の電気代は155,719円とのことで、我が家よりも若干高い程度に見えますが、こちらのお宅はオール電化。
我が家は料理と乾太くんでプロパンガスを使っています。プロパンは毎月2,500円くらいなので、これを電気代にすると年間で2万円分くらいは上がるかもしれません。
それも考慮すると、断熱等級6と5(我が家はUA値0.51)では、年間で4,000円くらいの差で等級6の電気代が安いことになります。
50年住むとしたら、20万円ほどの金額差になります。(電気代の単価などが変わらなければ)
もっと差が出ると思いましたが、ファクトとしてはこんな感じでした。
こういった数字を見ると、以下のヒノキヤの実験はかなり精度の良い結果になってるのではないかと思います。
結局大切なのは設計だと思う
ただ、断熱等級5と6で年間数千円の電気代の差であるというファクトがある一方で、SNSを見ていると断熱等級6の中でもほぼ電気代がかかっていない、という事例があったりもします。
温暖な地域であれば、ある程度の断熱性能を担保できればあとは窓の取り方と軒の出し方のほうが、電気代に大きな影響を与えるのかなと思います。(個人の感想)
断熱等級7でも真夏の日差しがガンガン入るようであれば冷房が効かない灼熱の家になるでしょうし、断熱等級5でも日差しを切っていれば1台のエアコンで十分に冷えます。
国が高断熱化を推していくようなので、断熱等級5で良いよと言うつもりはありませんが、選択肢がある場合は課金の順番は精査する余地はあるとは伝えたいです。
温暖な地域であれば、付加断熱やトリプルガラスよりも先に、軒・庇に課金することを私はお勧めします。
もし私が宝くじに当たって2軒目を建てるとなった場合、土地→軒・庇→トリプルガラス→付加断熱の順番で課金をしたいと伝えます。
我が家では南面に大開口がありますが、60cmだけですが庇を出せているので、夏の昼間の日差しは入ってきません。
物価高騰も金利上昇もやばすぎなので、お金をかけるところはきちんと選んでいきたいですね。
コメント
コメント一覧 (2件)
初めてコメントさせていただきます。
優建築工房さんの事例集から、こちらのブログにたどり着きました。
造作キッチンがとても素敵で、強く惹かれました。
どのように、どなたが設計されたのか、また費用はどのくらいかかったのか等。
もし可能でしたら、ぜひ記事でご紹介いただけると嬉しいです。
コメントありがとうございます!
キッチンの記事も折りを見て作ってみます!
ちょうど現在ですが、イエマガというweb媒体で、キッチンの紹介をさせていただきました。
見やすくレイアウトしていただいているので、もしよければこちらも見てみてください!
https://iemaga.jp/myhome3/m19/